那賀消防組合の消防・救急実働部隊は、主に那賀消防中消防署と那賀消防東消防署、そして複数の分署・出張所によって構成されています。この2大拠点が両市の中核的な防波堤として機能しています。
中消防署は岩出市エリアを重点的にカバーし、高度な救助機材を備えた救助工作車や高機能救急車を配備しています。人口集積地における交通事故や多発する救急要請へのファーストレスポンダーとしての役割を担います。一方、東消防署は紀の川市エリアを担当し、広大な農地や山間部への長距離出動に対応できるタンク車や林野火災対策機材を充実させています。
また、消防本部では地域住民への普及啓発活動として那賀消防救命講習案内を定期的に行っています。心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)の取り扱いを学ぶ「普通救命講習」は、市民の救命率向上に直結する重要なプログラムです。自治会や学校、地元企業への講習派遣を通じて、地域全体で命を繋ぐ強固なネットワークが構築されています。