関西私立大学のポジショニングを把握する上で欠かせないのが「摂神追桃(摂南大学・神戸学院大学・追手門学院大学・桃山学院大学)」の序列比較です。かつては産近甲龍(京都産業大・近畿大・甲南大・龍谷大)に次ぐ確固たるポジションとして横一線に語られていましたが、ここ数年で力学に変化が生じています。
特に大阪府茨木市に都市型キャンパスを展開した追手門学院大学が志願者数を大幅に伸ばし、難易度・知名度ともに勢いを増しています。また、理系・医療系に強い摂南大学も薬学部・看護学部・農学部を揃えて堅実な評価を獲得しています。こうした他大学の積極攻勢に対し、神戸学院大学はどのような立ち位置にあるのでしょうか。
大手進学塾の進路指導担当者は次のように現状を分析します。「神戸学院大学は兵庫県下で最大規模の文理融合型総合大学であり、地元・兵庫県内での求心力は依然として極めて高い。大阪の大学群に押され気味に見える局面もあるが、地元志向の強い高校生や、公務員・医療職を目指す層からの支持は揺るぎないものがある」。
つまり、大阪近郊の通学圏では追手門学院大や摂南大に志願者が流れる傾向があるものの、兵庫県内における就職や実学教育という観点では、神戸学院大学は独自の確固たるプレゼンスを維持し続けています。