原作漫画が完結している作品ならではのジレンマも存在する。すでに結末を知っている原作読者と、アニメで初めて物語を追う「アニメ派」との間にある温度差だ。悪気のない感想やファンアートが、結果としてアニメ派にとっては決定的な情報漏洩になってしまうケースが頻発している。
「あのキャラがどうなるか知っている」という優越感や、純粋な感動の共有欲求が、意図しない形でネタバレの加害者を生み出してしまう。コミュニティ内での配慮の境界線は曖昧であり、どこまでが許容される感想なのかという議論は今も平行線をたどっている。