デル=プレーテの作品以降、ネット上では様々なジャンルの画像が「世界一エロい」という冠を付けられて共有されてきました。これらは大きく3つの系統に分類できます。
第1の系統は「日常の偶然が生み出したパレイドリア写真」です。二股に分かれて艶めかしいポーズに見える大根、人間の脚のように絡み合う樹木、家具の影や建物の構造がたまたま女性のボディラインに見えるスナップ写真などがあります。意図せぬ偶然が生み出すユーモアは、国境を越えて笑いを生み出す普遍的なコンテンツです。
第2の系統は「古典芸術の超絶技巧」です。17世紀イタリアの彫刻家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニによる『聖テレジアの法悦』や、大理石でありながら肌の柔らかさや薄いヴェールを生々しく表現したルネサンス・バロック期の彫刻作品群がこれに該当します。一切の露出がないにもかかわらず、指先の表情や布のドレープだけで圧倒的な官能性を醸し出す作品は、「真の芸術性とは何か」を問いかける知的ミームとして賞賛を集めています。
第3の系統は「トリミングや構図の妙による錯覚」です。肩を組んでいるだけの友人の腕が別の部位に見えてしまったり、光の反射で服を着ていないように見えたりするアングル写真は、一瞬の困惑と種明かしの爽快感を提供します。