世間が抱く「箕輪厚介」のイメージといえば、酒を飲みながら生放送に出演し、過激な発言でネットを騒がせる規格外の編集者だろう。だが、画面の向こう側の狂騒から一歩足を踏み入れた家庭内において、彼のポジションは一変する。
周囲の関係者が口をそろえて証言するのが、妻の前で見せる彼の圧倒的な頭の上がらなさだ。深夜まで泥酔して帰宅しても、どんなに仕事で大きなディールを動かしていても、家の中に一歩入れば主導権は完全に妻側にある。常に凛とした佇まいを崩さず、感情的にならずに一喝する妻の冷徹なまでの冷静さが、暴走しがちな鬼才のバランス感覚を保つ唯一の命綱となっているのだ。