2013年、六本木のバーで撮影されたとされるスキャンダル写真は、瞬く間に日本中のSNSへと拡散した。当時は「一度の過ちで芸能人生が完全に終了する」とされていた時代だ。大手プロダクションの庇護のもとで管理されるアイドル像が絶対であり、そこからの逸脱は即座にメディアからの退場を意味していた。
だが、物語はそこで終わらなかった。むしろ、その絶望的なバッシングこそが、従来の主戦場であった地上波テレビや大手CDレーベルというプラットフォームから、二人が自力を発揮できる新たな主戦場へと足を踏み出すトリガーとなったのだ。