両者の歴史を語る上で欠かせないのが、当時のクリエイター事務所(MCN)の存在感とその変容だ。2010年代後半、UUUMをはじめとするプロデューサー的組織は、若きクリエイターたちの盾となり、ビジネス化を支える牽引役だった。しかし、時代の変化とともに事務所の役割も大きな変化を余儀なくされた。
2026年代に入ると、クリエイターの独立や多角化が加速。単一の事務所に所属して広告収入を分かち合うモデルから、個人ブランドの立ち上げ、Direct-to-Consumer(D2C)ビジネス、自前のファンコミュニティ形成へと軸足が移った。かつて騒動の渦中にあったクリエイターたちも、それぞれ自らの会社を設立したり、独立したチームを率いたりと、より自立した経営者的視点を持つようになっている。