ファンの間で長年議論されるのが、全3巻(全18話前後)という短さで終了した理由です。実質的な打ち切り終了となった背景には、当時のサンデー本誌における激しい読者アンケート競争がありました。
ミリタリーとスパイ養成という独特の世界観は、一部の熱烈な読者を惹きつけたものの、当時のメイン読者層である小中学生全体へ広く浸透するには少々ニッチすぎた側面があります。ギャグとシリアスのバランスを模索する中で、掲載順が低迷したことが早期終了の主因とみられています。
物語の最終回では、予備校を揺るがす大きな試練と対峙した武蔵たちが、これまでに培った技能と絆を武器に困難を突破。完璧にすべての伏線を回収しきったわけではないものの、「俺たちの戦いはこれからだ」という少年漫画の王道感を保ちつつ、武蔵の成長をしっかり描ききって幕を閉じました。打ち切りという形ではありましたが、物語の持つ疾走感とパワーは最後まで衰えることがありませんでした。