キャリアのスタート地点そのものが劇的な変化を遂げている。高卒や大卒でJリーグ入りし、2〜3年の活躍を経て欧州へ移籍するという「王道パターン」に加え、高校卒からダイレクトに欧州クラブと契約する、あるいはJユースから早期に海外下部組織へ入団するケースが加速度的に増加した。
この背景には、国際サッカー連盟(FIFA)の移籍ルール変更や欧州主要クラブの育成戦略転換がある。欧州のメガクラブは自前の育成組織(アカデミー)や提携クラブを活用し、早い段階で獲得した原石を自国のサッカー文化に順応させる戦略を強化している。若年期での渡欧は、言語や生活習慣の適応力において計り知れないメリットをもたらす一方、現地での出場機会確保やコンディション管理という面で非常に高いハードルが突きつけられるのも事実だ。