日本国内で息をのむようなパノラマを堪能できる名所を整理しておきたい。訪れる時間帯は、日没直後から空に深い青みが残る「トワイライトタイム(ブルーアワー)」が最も光の立体感を引き立てる。
神戸の摩耶山・掬星台は、眼前に広がる大阪湾の湾曲した海岸線と都市の光が圧巻の一言に尽きる。長崎の稲佐山は、すり鉢状の地形が生み出す立体的な光のグラデーションが独特の情緒を醸し出す。そして函館山からは、両側に海を抱いたくびれのある街並みが神秘的なシンメトリーを描く。さらに北九州の皿倉山は、工場地帯の重厚なメタリックの灯りと市街地の柔らかい光が織りなすダイナミックなコントラストで見逃せない。