SNSで「査定額がひどい」と声を荒らげる投稿を分析すると、ある共通のパターンが見えてくる。それは「購入時の定価や投入した金額」と「現在の買取価値」を混同している点だ。「1回800円の一番くじを10回引いたから」「ゲームセンターで3,000円かけて獲ったから」という個人的な投資額は、中古市場における価値とは何の関係もない。
一方で、らしんばんを賢く使い倒しているコレクターたちは、極めて冷徹にシステムを利用している。彼らは「フリマアプリでの販売手数料と送料、梱包にかかる時間」と「らしんばんに一括持ち込みして処分する手軽さ」を秤にかけている。売れる見込みのあるレア物は自分で個人売買し、処分に困る大量のノーマルグッズは「粗大ゴミに出さず無料で引き取ってもらえた」「缶コーヒー代になればラッキー」と割り切って店舗へ持ち込んでいるのだ。