定番のチキン以外にも、梅の個性を引き立てる具材やスパイスの掛け合わせは多彩です。素材の脂と梅の酸味のコントラストを楽しむ最新トレンドの組み合わせをご紹介します。
具材として圧倒的な人気を誇るのが「豚バラ肉」「豚肩ロース」です。豚肉の豊かな甘みと脂身の重さを、梅干しの酸味が劇的に軽やかに変化させます。また、和の食材である「大根」や「蓮根」を乱切りにして合わせると、出汁の染みたおでんのような奥深い滋味がルーに広がります。時短派には「サバ水煮缶」とのコンビネーションが最適で、青魚特有のクセを梅が完全に包み込み、短時間で極上のフィッシュカレーへと昇華させます。
さらに、本格的なスパイスから調合するスパイスカレー作りにおいても、梅干しはキースパイス級の働きを見せます。クミンやコリアンダー、カルダモンといった清涼感のあるホールスパイスと梅干しを合わせることで、柑橘系とは一味違う、しっとりとした和風の酸味と芳香を演出できます。仕上げに青じそ(大葉)の千切りやミョウガ、白ごまをトッピングすれば、彩りも鮮やかな進化系スパイスカレーの完成です。