試合前の段階で発表されたフランス対コートジボワールのスタメンおよび布陣は、両チームの現時点での完成度を占う上で大きな注目を集めていました。フランスのディディエ・デシャン監督は、新戦力の見極めと主力組の連携強化を兼ね備えたハイブリッドなスカッドをピッチに送り出しました。
フランス代表のサッカーメンバー表には、中盤に創造性をもたらすチェルキや前線のスピードスターが名を連ね、前半は狙い通りのポゼッションサッカーを展開。対するコートジボワール代表の注目選手であるセコ・フォファナやアマド・ディアロらは、立ち上がりこそフランスの個人技に押し込まれたものの、強靭なフィジカルコンタクトで決定的な2点目を許しませんでした。
勝負を分けた構造的要因は、後半における「プレスの開始位置」と「セカンドボールの回収率」にあります。コートジボワールは後半開始から4-3-3のインサイドハーフがフランスのボランチに対してマンツーマン気味に圧力をかけ、横パスを誘導。フランス側がビルドアップで孤立した瞬間を狙い撃ちにし、ショートカウンターの連打へと繋げました。試合後の記者会見でデシャン監督が「後半のインテンシティの低下と、守備の切り替えにおける集団的な緩慢さ」を厳しい表情で指摘した通り、フランスの組織的な対応遅れが招いた必然の逆転劇でした。