歴代グランドキング以外にも、イカ天のステージから羽ばたき、後世に伝説を残した個性派バンドは数多く存在します。
【人間椅子】怪奇派ハードロックから世界的レジェンドへ
1989年9月、おどろおどろしい白塗り&和装(鈴木研一)と太宰治を彷彿とさせる文豪風スタイル(和嶋慎治)で登場し、楽曲『陰獣』を演奏した人間椅子。当時の審査員や視聴者を唖然とさせましたが、その根底にあるブラック・サバス譲りの超絶重厚リフと確かな演奏力は高く評価されました。
メジャーデビュー後は長きにわたりインディーズでの苦闘が続いたものの、信念を一切曲げずに活動を継続。結成30周年を迎えた2019年、楽曲『無情のスキャット』のミュージックビデオがYouTubeを通じて世界的に大バズリ。現在では欧米のメタルフェスに招聘されるなど、世界中から熱狂的支持を集める孤高のロックバンドとして返り咲きました。
【JITTERIN'JINN(ジッタリン・ジン)】スカパンクの先駆者と名曲の継承
イカ天第13回に登場し、第6代イカ天キングとなったJITTERIN'JINN。ポーカーフェイスな女性ボーカル・春川玲子と、破矢ジンタが繰り出す高速スカビートの融合は極めて斬新でした。デビュー後は『エヴリデイ』『プレゼント』、そして後にWhiteberryがカバーして国民的ヒットとなった『夏祭り』など、メガヒットを連発。現在は大規模なメディア露出こそ控えているものの、マイペースに活動を続け、そのビート感は今もなお多くのガールズロックやパンクバンドの教科書となっています。
【FLYING KIDS】初代王者の誇りと再結成後の成熟
イカ天のオープニングを飾り、初代グランドキングに君臨したFLYING KIDS。ボーカル・浜崎貴司を中心とする圧倒的なファンクサウンドで『幸せであるように』など数々の名曲をリリースしましたが、1998年に一度解散。しかし、2007年にオリジナルメンバーを中心に再結成を果たしました。現在も大人の色気と抜群のグルーヴを兼ね備えたライブバンドとして、フェスやツアーで観客を踊らせ続けています。