ファンの視線が最も集中するのは、ローテーションの頂点に君臨するエース同士の激突だ。今季、度重なるコンディション調整を経て一軍のマウンドへ電撃復帰を果たす右腕のマッチアップは、まさに今節最大のハイライトとなる。故障離脱前の球速帯や被打率のデータと比較しても、二軍調整登板で見せたストレートの回転軸と落差の鋭いフォークの切れ味は全盛期を彷彿とさせる。
対する相手先発は、今季QS率80パーセント超を誇る絶対的柱。両者の対戦成績を紐解くと、左打者を相手にした際の内角被打率に明確な差が出ている。序盤3回までにどちらが主導権を握るか。立ち上がりの制球力と初球ストライク率の攻防が、このビッグゲームの命運を分ける決定打になる。