かつて「鎌倉のあじさい寺」といえば成就院の名が真っ先に挙がるほど、参道の両脇を約262株のアジサイが埋め尽くす光景が有名でした。しかし、成就院のあじさいの現在の状況は大きく様変わりしています。
2019年の創建800年記念事業および参道改修工事に伴い、参道に咲いていたあじさいの多くは東日本大震災の復興支援として宮城県南三陸町へ寄贈・移植されました。現在、参道にはあじさいに代わって秋に可憐な花を咲かせる「萩(ハギ)」が植樹されており、初夏は清々しい新緑、初秋には涼やかな萩の花が参道を彩ります。
境内の一角には現在も大切に育てられているあじさいが残されており、初夏(5月下旬〜6月中旬)には爽やかな花姿を楽しめます。かつてのような大混雑による入場規制は大幅に緩和され、青い海と豊かな緑が調和する落ち着いた風情をゆっくり味わえる穴場スポットとなっています。