価格表をあらためて確認すると、その跳ね上がり方は異様だ。標準モデルのiPhoneであっても14万円台後半からスタートし、最上位の1TBモデルにいたっては26万4,800円に到達。少し前なら高性能ノートPCや状態の良い中古車が購入できた金額である。
街頭インタビューに応じた都内のIT企業勤務の男性(34)はこう吐露する。「かつては毎年の新機軸をワクワクしながら待っていたが、20万円を超えるとPCと同等の固定資産。壊れたときの修理費用や保証費用も含めると、おいそれと手を出せるガジェットではなくなった」。スマートフォンは日常の消費財から、一種の「高級耐久財」へと変質しつつある。