三部作の壮大な幕開けとなった『20世紀少年 第1章 終わりの始まり』。本作の撮影現場において、最も過酷を極めたと言われているのがオッチョの海外ロケシーンだ。劇中、タイのバンコクや熱帯の密林を舞台にした逃亡劇・潜伏劇の撮影では、現地スタッフとの連携のもと、想像を絶する環境下でのロケが敢行された。
連日40度を超える猛暑と耐え難い高湿度の中、豊川は重厚な衣装を身にまとい、激しい格闘アクションを自らこなした。現場スタッフの証言によれば、過酷な環境下でも豊川は一切の弱音を吐かず、ストイックに役柄と向き合い続けていたという。足場が劣悪な現地ロケーションでのアクションシーンでは、一歩間違えれば大怪我に繋がる緊張感が現場を包んでいた。その妥協なき熱量と危機感がそのままカメラに収められたからこそ、あの息をのむリアリティが生み出されたのだ。