受験生や保護者の間でたびたび議論されるのが「AIUは東大より難しいのか」という命題です。結論から言えば、全教科を網羅する総合力では東京大学が圧倒的ですが、「実践的な英語力」と「特定日程における個別競争倍率」においては東大をも凌駕するプレッシャーが存在します。
東大文類や京大文系を目指す受験生は、共通テストで5教科7科目〜8科目をバランス良く仕上げ、難解な二次試験(国語・数学・地歴2科目・英語)を突破しなければなりません。これに対し、国際教養大学の一般選抜(A日程・B日程)は3教科型または5教科型の選択制を採っており、配点の大部分を英語と国語(または小論文)が占めます。
つまり、全科目満遍なく高得点を取る「東大型の学力」と、圧倒的な英語運用力と論理的思考力に特化した「AIU型の学力」は評価軸が異なります。しかし、AIUの合格者平均TOEFL iBTや英検準1級〜1級の保有率、さらには英語小論文の添削基準の厳しさを考慮すると、英語単体の要求水準に関しては東大合格者であっても不合格になるケースが珍しくありません。これが「東大超え」と語り継がれる最大の要因です。