外見のイメージが先行しがちだが、制度や教育の観点から見ると全く異なる姿が浮かび上がる。厚生労働省の統計によると、国内の就業看護師数は120万人を超え、高度化する医療に伴いその専門性は年々上昇している。また、日本看護協会が推進するキャリア開発や看護教育の場では、単なる医療処置だけでなく、対人コミュニケーション技術や倫理観の習得が徹底して求められる。
近代看護の母であるフローレンス・ナイチンゲールが説いた「観察と清潔、そして患者の生命力を引き出す環境の整備」という看護学の根幹は、今も変わらず受け継がれている。医療業界において求められる高い感情労働への適応能力と知的な冷静さこそが、外見的な凛々しさや気品として表出している。