国の行政機関である文部科学省とスポーツ庁は、毎年全国規模での調査を継続している。特に「全国体力・運動能力・運動習慣等調査」のデータは、現代の中学生が置かれた体力的な現状を浮き彫りにしている。
元ハンマー投金メダリストであり前スポーツ庁長官を務めた室伏広治氏の在任期から、子どもの運動機会の低下や「体力の二極化」は重大な課題として議論されてきた。日常的に部活動やクラブチームで運動する生徒と、全く運動しない生徒との間で運動能力の格差が広がっているのだ。
スマートフォンやオンラインゲームの普及、生活習慣の変化も影響を与えている。スポーツ庁は、単にテストの点数を競うだけでなく、生涯にわたって運動を楽しむ習慣を若年期から形成することの重要性を力説している。