「Propose」という表題から、多くの人が思い浮かべるのはロマンチックな愛の誓いだろう。しかし、すべての作詞・作曲を手掛ける大森元貴(Vo/Gt)がそこに忍ばせたのは、決して一筋縄ではいかない人間の業と愛執だった。歌詞を注意深く読み解くと、「誓い」の裏に潜む自己犠牲や独占欲、そして「永遠」を求めるがゆえの恐怖が緻密な言葉選びによって描かれていることがわかる。
単なるラブソングの枠組みを嘲笑うかのように、楽曲は美しいメロディに乗せて人間の生々しい感情を抉り出していく。大森元貴が仕掛けたこのトラップこそが、「Propose」を単なる一ヒット曲にとどめず、聴くたびに新たな発見を与える普遍的な芸術へと昇華させている真実なのだ。