結婚式の洋楽選びで最も頻発するトラブルが、「メロディはおしゃれで祝祭風なのに、歌詞が完全な失恋・不倫・別れの曲だった」というケースです。英語に堪能なゲストや海外の参列者が増えている現在、この歌詞の不一致は思いがけない違和感を与えてしまいます。
代表的な例として挙げられるのが、Policeの名曲「Every Breath You Take(見つめていたい)」です。美しいバラードとして長年結婚式で流されがちですが、実際の歌詞は狂気的なストーカー視点の独白であり、欧米圏のウェディングではタブー視されることも珍しくありません。また、Bruno Marsの「When I Was Your Man」やJames Bluntの「You're Beautiful」も、メロディの美しさとは裏腹に「失った恋人への未練や後悔」を歌った楽曲です。
選曲を行う際は、タイトルやサビの断片的なフレーズだけで判断せず、和訳歌詞の全体像を確認することが、大人の配慮として不可欠なステップとなります。