順風満帆に見えたアイドルの船出でしたが、デビュー直後に大きな挫折が訪れます。2ndシングルから選抜を外れ、「アンダーメンバー」としての活動が長期化することになったのです。
当時は白石麻衣や橋本奈々未、生駒里奈といった年長・中心メンバーがフロントを固めており、10代前半の齋藤飛鳥は後方でスキルとメンタルを磨く日々を余儀なくされました。しかし、彼女はこの逆境を決して腐ることなく受け止めます。アンダー楽曲『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』(2014年)でセンターに抜擢されると、儚くも力強い圧巻のパフォーマンスを披露し、ファンの間で「あの子は一体誰だ」と大反響を巻き起こしました。
アンダーライブで地道に培った圧倒的な表現力とダークでシニカルな独自のキャラクターが確立されたことで、2016年の15thシングル『裸足でSummer』にて悲願の表題曲単独初センターを獲得。どん底のアンダーから頂点のエースへと登り詰めるドラマチックな大逆転劇を完遂させました。