では、私たちはどのようにしてこのデジタル病から身を守ればよいのだろうか。単にスマホを取り上げる「デジタル・デトックス」だけでは、根本的な解決にはならない。必要なのは、情報に対する正しい距離感、すなわち「情報トリアージ」の技術だ。
専門家は、体調不良を感じた際のルール作りを推奨している。例えば、「検索は1日15分まで」「公的機関や学会が運営する公式サイト以外の情報は遮断する」「症状を調べるのではなく、近くのクリニックの受付時間を調べるためにネットを使う」といった具体的な行動制限だ。情報をシャットアウトするのではなく、情報の質を自ら選別する知恵が求められている。