劇場の照明が落とされ、スクリーンに映像が映し出される「上映開始時刻」は、厳密には「映画本編の開始時刻」ではありません。多くのシネコンにおいて、上映スケジュールに記載された時刻から本編スタートまでの間には、明確に構成されたプログラムが組み込まれています。
幕間の上映構成は、大きく分けて「シネアド(劇場広告CM)」「特報・他作品の予告編」「劇場マナー啓発映像(NO MORE 映画泥棒など)」「映倫区分マーク・配給会社ロゴ」という4段階のシークエンスで進行します。一般的なタイムラインの内訳は以下の通りです。
まず上映開始時刻から約3〜5分間、地元企業やナショナルクライアントによるシネアドが放映されます。続いて約5〜8分間にわたり、配給会社が今後公開を予定している新作映画の予告編が連続して流れます。終盤に差し掛かると、映画館鑑賞者におなじみの「NO MORE 映画泥棒(映画盗撮防止キャンペーンCM)」や劇場の非常口案内・鑑賞マナーCMが約1〜2分間流れ、劇場内の照明が完全に消灯(完全暗転)した直後に本編の配給ロゴが表示されます。
したがって、チケット記載の上映開始時刻から映画本編開始は何分後かという問いに対しては、「概ね10分〜15分後」というのが現場の標準的な回答となります。