「玉の輿に乗る」という有名な言葉の由来となった人物こそ、徳川五代将軍・徳川綱吉の生母である桂昌院(お玉)だ。西陣の八百屋の娘として生まれた彼女は、徳川三代将軍家光の側室となり、やがて大奥の最高権力者へと登り詰めるという破格の人生を歩んだ。
NHKの大河ドラマや歴史番組でも繰り返しスポットが当てられるこの劇的な出世劇は、彼女の故郷への深い情愛とも結びついている。荒廃していた今宮神社の復興に尽力し、社殿の修復や社領の寄進を行った彼女の強運にあやかろうと、授与所で授けられる「玉の輿守」は良縁を願う多くの人々を引き寄せて止まない。