花王のロゴは、時代ごとの世相や技術革新に合わせて段階的にその姿を変えてきました。歴代の変遷を辿ると、怖さを削ぎ落とし、大衆に愛される親しみやすさを追求してきた足跡がはっきりと分かります。
花王ロゴの歴史における主な変遷ステップは以下の通りです。
・1890年(明治23年):初代マーク
リアルな彫刻風の横顔。右向きの三日月に、しっかりとした鼻筋と目元が描かれた重厚なデザイン。
・1943年(昭和18年):デザインの簡略化
戦時下の物資・資材不足や印刷適性を考慮し、細かな陰影を排除したフラットなラインに変更。
・1948年(昭和23年):向きの反転(左向きへ)
社業の成長と発展を期して、それまでの右向きから左向きへと大胆に方向転換。
・1953年(昭和28年):子供のような柔和な顔立ちへ
厳格な大人の男性顔から、女性や子供にも愛される「ふっくらとした優しい表情」へとリニューアル。
・1985年(昭和60年):CI導入とコーポレートカラーの制定
現代的なグリーンのコーポレートカラーとともに、シンプルで洗練された現在の原型となるシンボルマークが完成。
・2009年〜現在:グローバル統一ブランドへの統合
アルファベットの「Kao」ロゴと調和するモダンなフラットデザインへ昇華され、国内外で統一して使用。