日本の映像界を牽引する二大巨頭の動向からも目が離せない。今回のプロジェクトには、邦画界の絶対的王者である東宝と、数々のヒットドラマや劇場版を生み出してきたフジテレビジョンがタッグを組み、全面出資を行っている。そして何より熱い注目を浴びているのが、クリエイティブの核心に漂う新海誠監督の美学だ。
直近の制作発表資料や内部スタッフの証言を繋ぎ合わせると、新海誠作品が打ち立ててきた緻密な風景描写と圧倒的な叙情性が、本作のビジュアルアイデンティティの基盤になっていることは疑いようもない。東宝による圧倒的な配給ノウハウと、フジテレビジョンのキャスティング力が融合した時、これまでにないスケールの映像美が誕生する。