今大会の本命として下馬評が高いのは、全国屈指の選手層を誇る2つの伝統校だ。最大の強みは、完投を前提としない「贅沢な継投ロースター」にある。エース級の球威を持つ投手を3名以上擁し、相手打線の目が慣れる前に矢継ぎ早に投手をスイッチする戦術は、対戦相手にとって絶望的な脅威となっている。
特に投手陣の平均球速が145キロを超え、変幻自在のウイニングショットを持つ先発陣は圧巻だ。打線も粘り強く、相手投手に球数を投げさせてマウンドから引きずり下ろす老獪さを併せ持っている。失点を最小限に抑える守備の破綻のなさも含め、大会終盤まで体力を温存できる層の厚さは頭一つ抜けている。