今回、本誌の取材によって当時の制作現場に関する未公開の裏話が明らかになった。レーベルA-Sketchとの契約初期、バンドは既存のギターロックの枠組みを打ち破る挑戦的な楽曲制作を模索していたという。当時のスタジオ作業を知る関係者は、「誰も聴いたことがないが、誰もが一度で覚えられるフレーズを作ること」に徹底的にこだわったと証言する。
「オドループ」の代名詞でもあるあの印象的なギターリフは、実は何百通りものパターンを試行錯誤した末に生まれたものだった。極限まで音数を削ぎ落とし、余白を持たせることでリスナーの身体性を刺激する――この研ぎ澄まされたミニマリズムへの姿勢が、時代を超えて色褪せないアンセムを生み出す原動力となったのだ。