彼の経歴の中で最も謎に包まれ、かつ現代でも警戒されているのが、対北朝鮮ルートにおける役割だ。当時、日本と北朝鮮の間には正式な国交はなく、非公式なルートだけが頼りだった。その中で、パチンコ業界などの資金力を背景に、独自のパイプを築き上げたのが彼だったとされる。
「人道支援」や「貿易促進」の名目の裏で、どのような資金が動き、それが日本の政治家たちにどう還流したのか。このルートの全貌は今も解明されていない。しかし、2026年の緊迫する東アジア情勢の中で、当時の非公式ルートの残滓が、現在の安全保障政策にも影を落としていると指摘する専門家は少なくない。