彼の斬魄刀「風死(かぜし)」は、本人が「命を刈り取る形をしている」と嫌う鎌の形状をしている。刈り取る者としての宿命。そして、ついに開花した卍解「風死絞縄(ふしのこうひょう)」。この能力は、敵と自分を鎖で繋ぎ、互いの霊圧が尽きるまで命を共有し続けるという、極めて異質なものだ。
圧倒的な力で敵をねじ伏せるのではない。お互いの死を共有し、泥沼の戦いへと引きずり込む。この卍解の性質こそ、彼の「生と死」に対する葛藤の終着点だ。勝つためではなく、共に生きるか、あるいは共に終わるか。その覚悟の重さに、多くのファンが息をのんだ。