現在の視聴率事情を浮き彫りにするために、テレビ史に燦然と輝く歴代バラエティ視聴率ランキング(ビデオリサーチ・関東地区・世帯)を振り返ります。かつて日本中が同じ時間に同じ画面を見つめていた時代の数字は、現代の基準からは想像もつかない数値を記録していました。
歴代の頂点に君臨するのは、1973年にTBS系『8時だョ!全員集合』が叩き出した50.5%です。半数以上の家庭が同時にドリフターズのコントに熱狂していた計算になります。平成に入ってからも、フジテレビ全盛期を象徴する『オレたちひょうきん族』(最高38.1%)、『めちゃ×2イケてるッ!』(最高33.2%)、『トリビアの泉』(最高35.3%)など、30%超えのメガヒットが幾度となく誕生しました。
娯楽の選択肢がテレビに集中していた時代から、YouTubeやサブスクリプション動画、SNSが可処分時間を奪い合うマルチスクリーン時代へと移行したことで、もはや単一の番組が世帯30%を獲得することは物理的に不可能な構造となっています。