一方で、この番組の真の主役は「悪役」たちだったと言っても過言ではない。視聴者のイライラを極限まで高め、最後の「スカッと」する瞬間のカタルシスを最大化するために、彼らは徹底的に嫌われ役に徹した。特に強烈な印象を残した「イヤミ課長」や、理不尽極まりない「マザコン彼氏」を演じた面々だ。
彼らの多くは、現在バイプレイヤーとしてドラマ界に欠かせない唯一無二のポジションを確立している。善人から狂気的な悪人までを演じ分けるカメレオン俳優として、映画監督たちからのオファーが絶えない。あの番組で培った「過剰なまでのキャラクター性」を削ぎ落とし、よりリアルで深みのある人間に昇華させる彼らの演技力は、業界内でも高く評価されている。