毎日しっかり寝ているはずなのに日中ずっとぼーっとする、あるいは常に眠い原因が思い当たらない場合、単なる疲労ではなく隠れた病気が潜んでいる可能性があります。
代表的な疾患が「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」です。就寝中に気道が塞がり、無呼吸と浅い呼吸を繰り返すことで、本人が気づかないうちに脳が酸欠状態に陥り、深刻な睡眠不足状態が作られます。激しいいびきや起床時の喉の渇き、日中の激しい倦怠感がある場合は、専門の睡眠外来を受診することが推奨されます。
その他にも、過眠症の一種であるナルコレプシーや特発性過眠症、甲状腺機能低下症、重度の貧血などが日中の強烈な眠気として現れるケースも少なくありません。
病的な要因がない場合の睡眠の質改善方法としては、以下の生活習慣の見直しが不可欠です。
- 朝のルーティン:起床直後にカーテンを開け、太陽光を15分以上浴びてセロトニン(覚醒物質)を分泌させる。
- 夜の入浴:就寝の90分前に38〜40度のお湯に15分浸かり、深部体温のメリハリを作る。
- デジタルデトックス:就寝前のスマートフォン操作を控え、脳をブルーライトの覚醒刺激から守る。