しかし、その浸透と同時に猛烈なアレルギー反応が巻き起こる。理由は極めてシンプルだ。バラード曲の繊細なイントロや、歌姫が声を震わせる聴かせどころで、空気を読まない大声が響き渡るからである。
純粋に音楽と歌声を楽しみたい層にとって、それはもはや「鑑賞の妨害」に他ならない。実際、多くの運営元が「家虎禁止」をガイドラインに明文化し、違反者を即退場処分にする強硬策に出るケースが急増した。ルールを無視して叫び続ける一部のファンと、それを排除しようとする運営・一般客との間で、現場の空気はしばしば一触即発の状態となる。