世界的な大ヒットを記録したドラマ『サンクチュアリ -聖域-』以降、大相撲を見る世間の目は劇的に変化した。神事としての伝統や格式を重んじながらも、本質は鍛え抜かれた肉体同士がぶつかり合う世界最高峰の格闘技であるという認識が広く浸透したのだ。
力士が放つ土煙、筋肉が軋む音、土俵下に転がり落ちるダイナミズム。大相撲は今や、世界基準のスポーツエンターテインメントとして再評価されている。国内のみならずインバウンドの観客が国技館に押し寄せる光景は日常となり、その視線の先にある幕内最高優勝の価値は、かつてないほど国際的な輝きを放っている。