排卵日は最大で数ヶ月単位まで遅れる可能性が存在します。医学的に、通常の正常な月経周期は25日〜38日(変動幅が6日以内)と定義されていますが、排卵までの期間(卵胞期)は個人の健康状態や自律神経のバランスによって大きく伸縮するためです。
月経周期は大きく「卵胞期」「排卵期」「黄体期」の3つに分かれます。このうち、排卵が起きてから次の生理が始まるまでの「黄体期」は、プロゲステロン(黄体ホルモン)の寿命により約14日間(12〜16日)でほぼ一定しています。つまり、生理周期が45日や60日に延びている場合、それは黄体期が伸びているのではなく、「卵胞期(卵子が育って排卵するまでの期間)」が大幅に遅延していることを意味します。
軽度の体調不良や一時的なプレッシャーによる排卵日のズレは1週間〜10日程度で収まることが多い一方、卵胞の発育が途中で一時停止してしまうと、2〜3週間から1ヶ月以上の遅れが生じます。さらに卵胞が成熟しないままリセットされると「無排卵月経」となり、見かけ上の出血があっても排卵自体が行われない状態へ移行します。