日本製鉄が個人投資家を惹きつけてやまない最大の理由は、その高い配当利回りにある。PBR(株価純資産倍率)1倍割り込みからの脱却を目指す同社にとって、株主還元政策は強力な株価下支えのカードだった。しかし、景気循環の波をもろに受ける業態である以上、「現在の配当水準がいつまで維持できるのか」という懸念は常にくすぶり続ける。
掲示板では、減配リスクを察知した弱気派と、過去の配当実績を盾にした強気派が連日のように論戦を張る。特に主原料である鉄鉱石や原料炭の価格高騰、あるいは為替の急激な変動が発表されると、配当性向の限界を試算する独自の投稿が次々とアップされ、素人投資家のマインドを揺さぶっている。