ネット上で出演者に対する批判がピークに達すると、決まって浮上するのが「あの出演者は近々降板させられるのではないか」という降板疑惑です。
しかし、民放キー局関係者の証言やこれまでの改編傾向を照らし合わせると、SNS上での一時的な炎上や「声がうるさい」といった視聴者アンケートの声だけで、出演者が即座に降板となるケースは極めて稀です。
情報番組におけるキャスティングの変更は、主に春(4月)と秋(10月)の番組改編期に実施されます。出演頻度が減ったり姿を見なくなったりする本当の理由は、他局の連続ドラマや帯番組への出演シフト、本人のライフステージの変化、あるいは制作費の見直しに伴う出演者枠の再編といった構造的な要因がほとんどです。
むしろ番組側としては、全員が同じ無難な意見を述べる平坦な番組作りを避け、適度な議論と視聴者の関心を喚起するために、あえてエッジの効いた発言をする出演者を重用し続ける戦略も見え隠れします。