爆発と何が違う?「爆縮」の原理と威力・深海事故から核融合まで徹底解説

爆発と何が違う?「爆縮」の原理と威力・深海事故から核融合まで徹底解説

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破壊の象徴とされてきた爆縮現象は今、人類のエネルギー問題を根本から解決する最先端テクノロジーとして平和利用への転換が進んでいます。それがレーザー核融合発電の最新技術です。

レーザー核融合では、重水素と三重水素(トリチウム)を封入した直径数ミリメートルの微小な燃料ペレットに対し、世界最高出力のレーザーを全方位から極めて均一に照射します。ペレット表面が一瞬でプラズマ化して外側へ噴出する反作用(ロケット効果)を利用し、内部の燃料を中心に向かって音速の数百倍で超圧縮します。

米国の国立点火施設(NIF)が投入エネルギーを上回る核融合出力を得る「点火(ネット・エネルギー・ゲイン)」を実証して以降、2026年現在の開発競争は商用発電プラントの実現へとシフトしています。現在の最大の技術的障壁は、爆縮時に発生する「レイリー・テイラー不安定性」と呼ばれるわずかな歪みを抑え、真球度99.9%以上の完璧な対称性で爆縮を維持することです。日本の大阪大学発スタートアップや米欧の民間企業も参入し、毎秒数回連続で精密爆縮を繰り返す高繰り返しレーザー技術の実装が進められています。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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