放送から10年以上が経過した現在、出演者たちの多くは日本のエンターテインメント界の最前線を牽引し続けています。
主演の綾瀬はるかさんは国民的トップ女優として映画やドラマで主演を務め続け、西島秀俊さんは米アカデミー賞受賞作への出演を経て国際的な名声を確立しました。長谷川博己さんは後に大河ドラマ『麒麟がくる』で主演・明智光秀役を務めあげ、オダギリジョーさんは映画監督としても高い評価を獲得、綾野剛さんも数々の映画賞を受賞するなど、主要キャスト陣はいずれも円熟期を迎えています。
一方で、作品を語る上で欠かせない偉大な名優たちの旅立ちもありました。2026年に逝去された西田敏行さんは、自らの故郷である福島への深い愛情を胸に本作の撮影に臨み、東日本大震災直後の被災地へ向けた力強いメッセージを演技に乗せ続けました。また、勝海舟役を重厚に演じた津川雅彦さんや、メインテーマ曲を手掛けた音楽家の坂本龍一さんの遺した功績も、『八重の桜』という作品の中に永遠に刻まれています。