エントランスを潜った瞬間に感じるのは、洗練された重厚感だ。黒を基調としたインダストリアルな骨組みの中に、加賀友禅や加賀漆器を思わせる深みのある色彩と、温かみのある木素材が絶妙なバランスで配置されている。
客室に足を踏み入れると、無駄を削ぎ落としたミニマリズムと、機能性に優れた家具の配置が目に入る。デスク周りはコンセントの配置から照明の角度に至るまで緻密に計算されており、クリエイターやリモートワーカーにもストレスを感じさせない。古都の風情を守りつつも現代の快適性を追求した空間づくりは、国内外のデザイナーからも注目されている。