シンボルツリーとして購入する際、苗木の見た目だけで選んでしまうと後々の管理で苦労することになる。プロの造園家が重視する選定ポイントを押さえておく必要がある。
一般社団法人日本造園学会の都市緑化研究領域でも議論されるように、植栽成功の要は「日当り・排水性・根回り」の3条件である。常緑ヤマボウシは日当たりを好むが、極端な西日が当たる場所では葉焼けを起こしやすい。木漏れ日が差し込むような南東向きのスペースがベストだ。
また、粘土質の水はけが悪い土壌では根腐れを引き起こしやすいため、植穴には腐葉土やパーライトを十分に混ぜ込み、高植え(盛土をして根鉢を少し高く植える手法)にすることが推奨される。信頼できる生産者が育てた、根鉢のしっかり張った苗木を選ぶことも失敗を防ぐ鉄則だ。