彼女の評価を決定づけたのが、新人公演における目覚ましい活躍です。入団3年目となる2026年、彩風咲奈・朝月希和の大劇場お披露目公演となった『CITY HUNTER』新人公演で初のヒロイン(槇村香役)に抜擢。ボーイッシュかつ繊細な役どころを見事に演じ切り、高い評価を獲得しました。
その後も快進撃は止まりません。2026年の大作『蒼穹の昴』新人公演ではミセス・チャン役を熱演し、謎めいた大人の女性を深みのある芝居で体現。さらに2026年『ボイルド・ドイル・オン・ザ・トイル・トレイル』新人公演でもヒロインを務め、通算3度の新人公演ヒロインを経験しました。
特筆すべきは、劇場の隅々まで響き渡る圧倒的な歌唱力です。とりわけパレードの幕開けを告げるソロ歌手「エトワール」を務めた際には、超絶技巧を要する高音のコロラトゥーラを軽やかに歌い上げ、観客席から割れんばかりの拍手を浴びました。音程の正確さだけでなく、歌詞の情景を鮮やかに描き出す表現力は、宝塚歌劇団全体を見渡しても屈指のレベルに達しています。