白石死刑囚が犯行に用いたのは、当時若年層の間で急速に普及していたTwitterのダイレクトメッセージ(DM)でした。白石は「首吊り士」や「死にたい」といった言葉を含む複数のアカウントを使い分け、「#自殺募集」「#死にたい」などのハッシュタグを投稿しているユーザーを標的に定めていました。
ターゲットに対し、「一緒に死にましょう」「苦しまずに死ぬ方法を教えます」と偽りの共感を示して接近。誰にも言えない孤独や悩みを抱える高校生や若い女性たちは、親身になって話を聞いてくれる存在として白石を信用してしまいました。
しかし、同情や共感はすべて獲物を誘い出すための罠でした。法廷で明らかになった真の犯行動機は、自殺願望の救済などでは一切なく、「金銭の強奪」と「自身の性的欲求を満たすこと」、そして「犯行の発覚を防ぐための口封じ」だったのです。白石は被害者を自宅アパートに呼び出すと、睡眠薬や酒を飲ませて抵抗できない状態にし、暴行を加えた上で首を絞めて殺害。所持金数十円から数十万円を奪うという、極めて身勝手かつ計画的な凶行でした。