志らく師匠の批評性と表現力の深さは、バラエティ番組の枠組みでも遺憾なく発揮されてきました。『プレバト!!』の俳句査定では、従来の型に囚われない映画的かつ詩情豊かな句を次々と詠み、名人としての地位を確立。夏井いつき氏との丁々発止のやり取りは番組の名物となり、その俳句への評価は文芸のプロからも極めて高い支持を得ています。
また、かつて務めた『M-1グランプリ』の審査員コメントでも、テクニック至上主義に傾きがちだった現代漫才に対し、「狂気」や「芸人としての佇まい」といった芸の本質を鋭く突く独自の採点基準を提示しました。賛否両論を巻き起こしながらも、お笑いを単なる娯楽ではなく舞台芸術として真摯に捉える姿勢は、多くの演者や視聴者に強いインパクトを残しています。