都内のIT企業で働く30代の母親は、昼休みに届く通知を心待ちにしている。そこには、泥だらけになりながら泥団子を作る息子の姿があった。「元気でやっているか不安だったけれど、この笑顔を見ただけで午後も頑張れる」。そう語る彼女の目には、安堵の光が浮かんでいた。
文字だけの報告では、どうしても事務的になりがちだ。「給食を完食しました」「お昼寝を2時間しました」。しかし、そこに写し出される感情の機微は、どんな美辞麗句よりも雄弁に子どもの成長を物語る。現代社会が抱える「孤育て」の痛みを、テクノロジーが静かに和らげている。