小山力也に対して「低音のイケオジや強面キャラクター専門」というパブリックイメージを持つ人は少なくありません。しかし、これは彼の表現力の一側面に過ぎません。
実際には、以下のような極めて幅広い役柄を見事に演じ分けています。
- 徹底したコメディ・ナンセンスギャグ:『ポプテピピック』や『日常』などのギャグアニメで見せる、ハイテンションかつ予測不能なアドリブと振り切った演技。
- 温厚で理知的な学者・文官:『うたわれるもの』のハクオロに見られる、静謐で柔らかな包容力とリーダーシップ。
- 気弱な中間管理職・苦労人:『NARUTO』のヤマトのように、周囲の奔放なキャラクターに胃を痛めながら振り回されるコミカルなリアクション。
ハードボイルドな役柄で魅せる「引き算の美学」と、コメディで見せる「全力の振り切り」という対極のスキルを高いレベルで併せ持っている点こそ、彼がアニメ界・吹き替え界の双方で重宝され続ける真の理由です。